浪漫(Romance)




浪漫(Romance)

時間を旅する銀河のベガサス。
明日が来るより速く飛び、太陽より強く、夜より深い。
命を歌い、粥のように眠る。
パンダじゃないけどパラダイス。
たとえば強く吹き抜ける風を聞けばそこに浪漫はいます。

ここより永久に 〜romancing began〜

世界は二度目の混沌を迎え、そこにある全ては無限の無でした。必然が光を産みました。光の対に闇が産まれました。そのようにして彼は永い時の中、一番空に近いところで産まれました。
彼は世界の何よりも空が好きでした。時間の流れと同じだけ彼は空を見ました。しかしその頃の空はばらばらでした。それは太古の罰です。空の空でない場所は、何もないものでした。区切られた空が流れて来ると、喜びや悲しみが、寒いとか熱いという事がわからなくなります。その無感覚はでもとても寂しいものでした。それは何度も繰り返されました。
ある日の寂しさの時、雨が降りました。冷たいことを感じられない彼は、そのままそこにいました。すこしの時間のあとで雨が上がったとき、彼はそれを見たのです。そのとき、あの混沌のときから初めて空に全ての色が解放されたのです。無感覚はもうありませんでした。放たれた心で、初めて彼は美しさを見ました。刹那、息を飲み、瞳は空より高く輝きました。でもそれは世界の気まぐれ。すぐにまた空は罰に区切られていきます。色は留められ、再び無が目覚めます。でももう彼には届きません。彼は知ることが出来たから。彼は決意をし、自分に言いました。「旅に出ようと思います。」



浪漫、日々の徒然
背面滑空
ゴーグル吹っ飛んだ!
急降下